3市町の特産品が販売された特設ブースでうどんなどを購入する来場者
 奥州市前沢の生母(せいぼ)げんき祭り(実行委主催)は14日、同市前沢の生母地区センターで開かれた。同市とともに世界農業遺産の認定を目指す一関市、平泉町の特産品を販売する特設ブースを初めて設置。台風19号の影響で1日遅らせての開催だったが、特産のそばやイモなどを求め、例年にないにぎわい。多くの人が地域の味や郷土芸能を堪能した。

 特設ステージでは太鼓、コーラス、民謡などを披露。力強いばちさばきで地元の「母禮(もらい)太鼓」を披露した前沢小の千葉海杜(かいと)君(6年)は「たくさんの人の前だったけど、ミスせずにできてよかった」と汗を拭った。

 奥州市前沢の赤生津(あこうづ)地域活性化協議会(小野寺正幸会長)など一関市、平泉町の5団体は9月、新たな交流を促すため「束稲(たばしね)山麓地域3市町物産販売促進委員会」を設置。この日は「特産品交流会」として、特設ブースで前沢牛コロッケのほか、一関市舞川のそばや平泉町長島のイモ、シードルなどを提供した。

 奥州市前沢生母の農業菊地一男さん(71)は「例年にないにぎわいだ。エリアを広くして交流することは新たな発見や地域活性化につながり、とても良い」と歓迎。満足そうに買い物袋を膨らませた。

 3市町による特設ブースは、11月3日のひらいずみ産業まつり(平泉町・観自在王院跡)、同10日の遊水地フェスティバル(一関市・柵の瀬橋のたもと)でも設置される。

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