稲住温泉、高級リゾートに 5日開業、秋の宮温泉郷

5日にリニューアルオープンする稲住温泉
 秋田県湯沢市の秋の宮温泉郷の老舗旅館「稲住温泉」が5日、高級リゾート温泉に生まれ変わりオープンする。ホテルを全国展開している共立メンテナンス(東京)が経営し、仙台市などの富裕層をターゲットに誘客を図っていく。2日は現地で竣工(しゅんこう)式を行った。

 稲住温泉は1896年創業。武者小路実篤や佐藤栄作首相ら多くの著名人が訪れた名宿として知られていた。しかし、建物の老朽化や客数の減少で経営が行き詰まり、2014年3月までに休業。同年9月に共立メンテナンスが買い取り、昨年12月までに改修を終えていた。同社が他県で手掛ける温泉旅館のオープンが重なったため、稲住温泉のオープンが今月にずれ込んだ。地元から約20人を雇用し、さらに10人以上増やしていく計画だ。

 木造一部2階建てで延べ床面積約5400平方メートル。改修では当時の建築規模を維持しながら内外装を変更し、古い柱やはりを入れ替えた。ロビーなどの内装には木材を多く使い、高級旅館らしい雰囲気が漂う。

 客室は和洋計55室で171人収容できる。グレードの高い部屋には露天風呂や庭に臨むテラスが付く。大浴場は山側がガラス張りで、木々の緑や紅葉、雪景色といった四季折々の眺めが楽しめる。廊下には実篤直筆の書を展示し、書籍などを置いたコーナーもある。

 竣工式には関係者約30人が出席し完成を祝った。直会(なおらい)では共立メンテナンスの石塚晴久会長が「稲住温泉の良さを大勢の人に知ってもらえるよう全力を挙げる。一人一人がいい思い出をつくれるよう、おもてなしをしたい」とあいさつした。

 通常料金は1泊2万6千円~25万円(時期によって変動あり)。10月31日までのプレオープン期間は、通常料金より安く宿泊できる。

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