「珠玉」の県産食材発信 盛岡・料亭駒龍が新ブランド

駒龍が珠玉シリーズとして売り出したすき焼きセット「岩手鋤焼物語」。県産食材の魅力を広く発信する
 盛岡市本町通の料亭駒龍(岩舘政明社長)は本年度、贈答向け食品の新ブランドを立ち上げ、県産食材の魅力を発信している。JR東日本の豪華寝台列車で朝食を提供した経験も生かし、国内外に岩手ファンを増やすのが狙い。顧客の希望に応じてさまざまな県産品情報も提供するなど、本県に根ざす老舗料亭ならではの「おもてなしの心」を一品一品に詰め込む。

 新ブランドは、店名にもある龍が持つ「珠玉」を冠したシリーズ商品。5月には盛岡市で取れたトマトをゆでて皮をむき、レモンの果汁と砂糖で味付けして金箔(きんぱく)をあしらった「珠玉の紅(べに)」(6個入り税込み4500円、4個入り同3千円)を第1弾商品として発売。冷凍状態で遠方にも発送し、8月までに600個以上売れた。今月まで同店のコース料理にも採用する。

 7月末には本県を代表するブランド牛・前沢牛や葛巻町の黒毛和牛など豪華食材を取り入れたすき焼きセット「珠玉の逸品 岩手鋤焼(すきやき)物語」(税込み1万2千~1万5千円)を売り出した。シイタケや春菊、焼き麩(ふ)、焼き豆腐など県内で仕入れた具材をふんだんに入れ、特製の割り下も加えた。

 同店は2017年から、JR東日本の豪華寝台列車トランスイート四季島(しきしま)に朝食を提供している。県外からの乗客に本県の食材の魅力を伝えるうちに「店の内外で岩手の味を継続的に堪能してほしい」と新ブランド商品の販売を決定。最新の急速冷凍機も活用し、鮮度を重視する。

 注文を受ける顧客からは「県内のワインやブランド米も味わいたい」との要望もあり、パンフレットを同封するサービスも展開している。

 第3弾商品を構想中の岩舘尚(ひさし)専務(36)は「多くの人に岩手の食の魅力を伝え、県産品の販路拡大につなげたい」と意気込む。

 注文や問い合わせは同店の電話(019・624・5243)かホームページ(https://komaryu.jp)へ。

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