走って知って!真昼山地の魅力 来月、トレイルラン大会開催

真昼山地の林道や登山道を駆け抜けるトレイルランニング大会のコース
 秋田県大仙市や美郷町にまたがる真木真昼県立自然公園で来月11日、登山道や林道などを走る「真昼山地トレイルランニング大会」が開かれる。大会の発起人で県自然公園管理員の倉田陽一さん(67)=大仙市太田町=は「ブナの原生林や高山植物など美しい自然がそのまま残る真昼山地の魅力を伝えたい」と話す。

 大会は、同市太田町の奥羽山荘を出発し、真木林道や中ノ沢岳(1061メートル)、川口渓谷などを巡る約50キロのコースを制限時間14時間以内に走り抜くもの。スポーツ用品などの輸入・販売を行うパワースポーツ(神奈川県鎌倉市)が全国各地で運営しているトレイルランニングレースシリーズに加わり、全国各地から30~50代を中心に約330人が出場する。

 真昼山地は奥羽山脈の中央に位置し、主峰の和賀岳(1439メートル)はニッコウキスゲなどの美しい高山植物を観賞できるため登山客に人気がある。市太田支所によると和賀岳周辺には昨年、推計で県内外から約9千人が訪れた。

 一方で、本大会のコースに設定された和賀岳の南側の区域は、倉田さんによると、爽快な尾根歩きが楽しめるものの、標高が低い山が連なるため登山客が少なく、登山道の維持が課題となっていた。

 そこでこの区域を訪れる人を増やす取り組みとして、若い世代にも人気があるトレイルランニングの大会開催を発案。7年ほど前、倉田さんが大会の運営実績がある同社に相談し、昨年正式に開催が決定した。

 地元の登山愛好家やトレイルランニング経験者らで実行委員会を設立し、コースの刈り払いをしたほか、参加者の誘導や交通整理に当たるボランティアを募集するなどして準備を進めてきた。

 倉田さんは「完走すると約3200メートルの山を登るのに相当し、充実のコースとなっている。全国の参加者だけでなく、応援に訪れる家族や友人にも真昼山地を楽しんでほしい」と話している。

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