ねむの花、風に揺れかれん 象潟・九十九島で見頃

 秋田県にかほ市象潟町の九十九島周辺で、ねむの花が見頃を迎えている。青々と松が茂る九十九島を背景に、白と桃色のかれんな花がふわふわと風に揺れている。

 ネムノキは温暖な気候と砂地を好むマメ科の木。俳人・松尾芭蕉(1644~94年)が「おくのほそ道」の旅で象潟を訪れた際、ねむの花が雨に打たれる姿を中国四大美女の一人、西施(せいし)に見立てて「象潟や 雨に西施が ねぶの花」と詠んだ。

 九十九島周辺で観光ガイドをしている竹内賢さん(80)によると、開花は例年より数日遅いという。見頃は8月上旬ごろまで続く。竹内さんは「芭蕉が句を詠んだ日のことを思い浮かべて、花を楽しんでほしい」と話した。

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