自民党に所属する青森県の国会議員3人は21日、高市早苗新首相に対し、物価高対策に加え、強いリーダーシップを求めた。

　津島淳衆院議員は「国民から期待されている物価高対策を早急にまとめなければならない。高市首相にはその強いリーダーシップが求められている」と政策実行力を期待した。高市政権を支える一員として「政権への期待を信頼に変え、国民が抱える不安を希望へ変えていける政治の実現のために、尽力していきたい」と決意を口にした。

　神田潤一衆院議員は、日本維新の会との連立合意までに高市首相が難しい調整を行ってきたと評価、「今後もそのリーダーシップで難局を乗り切ってほしい」と期待を寄せた。少数与党での国会運営には、維新との信頼関係を深めつつ、離脱した公明党とも一致して政策実現に取り組む努力が必要だと語った。

　江渡聡徳衆院議員は、対中国外交や日米関税交渉を念頭に「最低1年は無難な船出に」と安定した政権運営が重要だとした。臨時国会には「喫緊の経済対策がどこまでできるか、ここからが大変だ」と少数与党の状況に懸念を示した。