古民家リノベ、秋田の発酵文化発信 由利本荘にカフェショップ

古民家をリノベーションした「発酵小路 田屋」
 秋田県由利本荘市石脇の齋彌酒造店(齋藤浩太郎社長)が所有する古民家をリノベーションしたカフェ・ショップ「発酵小路 田屋(たや)」が、5日オープンする。国と県の補助金を活用して整備した施設で、県は「あきた発酵ツーリズム」を発信する拠点施設と位置付けている。

 田屋は、酒蔵の向かいにある昭和初期建築の平屋で、面積は165平方メートル。ショップスペースには地元・石脇地区で製造されているしょうゆやみそ、本荘うどん、お菓子といった商品に加え、齋彌酒造店の代表銘柄「雪の茅舎」や甘酒、酒かすを使った奈良漬などの自社商品が並ぶ。県内作家による布製バッグやTシャツ、アクセサリーなども扱う。

 隣接するカフェは、明るくしゃれた雰囲気。雪の茅舎の仕込み水を使った自家製パンや、塩こうじを使ったローストチキンなど発酵に関連する料理が楽しめるほか、酒かすを使ったソフトクリームやケーキも提供する。

 今回の整備では、田屋の裏手にある二つの土蔵も改修。一つは体験工房「雪の茅舎 club」と命名し、日本酒のオリジナルラベル作り体験や料理教室、作品展示の場として活用する。もう一つは重厚感あるトイレに生まれ変わった。敷地内には自家製パンや奈良漬を製造する工房も新設された。

 齋藤社長は「秋田が誇る発酵文化を多くの人に理解してもらうための一助になればいい。酒だけでなく、文化や風土といった本荘由利地域全体の魅力を味わってもらい、それが交流人口の拡大、県や市の活性化につながればうれしい」と話す。

 施設整備には県と国が1250万円ずつ、計2500万円を補助した。総事業費は非公表。県秋田うまいもの販売課は「齋彌酒造店の知名度をうまく生かしながら、あきた発酵ツーリズムの拠点施設ができたことを全国に発信して、多くの人を呼び込みたい」としている。

 「発酵小路 田屋」の営業は午前10時~午後4時。木曜定休。原則、祝日も営業する。問い合わせは齋彌酒造店企画室TEL0184・22・0536

由利本荘市

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