復興願う心、ぞうきん一針一針に 込め 盛岡、被災者ら出品

古里や復興への思いを込めて作られたぞうきんが並ぶ会場
 わたしの復興ぞうきん展(一般社団法人SAVE IWATE主催)は12日まで、盛岡市内丸の復興応援の店りあすぱーくで初めて開かれている。東日本大震災の被災者や支援者が手縫いした269枚を、作者のメッセージと共に展示。震災発生から12年を迎える古里への思いや、復興への願いを伝えている。

 「12年つらいことも悲しいこともあった。でも必ず春には花が咲きます」「忘れていません。気持ちはそばに」―。幾何学模様や水平線から昇る太陽、虹や花などを色とりどりの糸で縫った作品の数々。一つ一つのメッセージに作者の思いがこもる。

 展示会は、発災からの日々を振り返り、未来への思いを共有しようと初めて企画。希望者に製作キットを配布する形で昨年9月から作品を募集し、県内各地から遠くは熊本県まで、全国の269人が出品した。

 午前10時半~午後5時。復興ぞうきんの販売も行っているが、展示作品は希望者には返却し、残りは沿岸の施設などに寄付する予定。問い合わせは同団体(080・1846・3593)へ。

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