「呼んで乗る」オンデマンド交通 仙北市とJR、5月運行

「よぶのる角館」共同運営のための協定を結んだ田口市長(右)と木村支社長
 秋田県仙北市とJR東日本秋田支社が共同で運営するオンデマンド交通「よぶのる角館」が、5月に運行を開始する。地元住民と観光客の利便性を向上させるのが狙い。15日に両者が実施のための連携協定を結んだ。JR東日本が自治体とオンデマンド交通を共同運営するのは初めて。

 オンデマンド交通は、予約に応じて運行する乗り合いの交通サービス。「よぶのる角館」の名前は、オンデマンド交通の特徴である「呼んで乗る」交通機関であることを表している。

 よぶのる角館は、羽後交通(横手市)と角館観光タクシー(仙北市)の8人乗り大型タクシー2台で運行する。角館駅周辺と武家屋敷周辺のエリアをフリー区間として、区間内であればタクシーのようにどこでも乗降可能。区間外では「角館温泉 花葉館」「あきた芸術村」「抱返り渓谷」など7カ所の観光地で乗り降りできる。

 予約は専用サイトにアクセスし、出発地や到着地、乗車時間を指定するか、専用番号への電話で行う。

 当面の運行期間は5月17日から来年3月31日まで。午前8時半から午後5時半(予約は午前8時~午後5時)に運行する。運賃は1回300円で、車内で現金や交通系ICカードで支払えるほか、電子チケットによる事前決済が可能。

 仙北市は、JRグループ6社と東北6県などが展開する観光企画「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環として、昨年4月から9月までオンデマンド交通の実証実験を行ってきた。そこでの意見を基に、よぶのる角館の運行エリアに観光地を追加することや、電話での予約受け付けを行うことを決めた。

 15日に市田沢湖庁舎で行われた連携協定締結式には、田口知明市長や木村英明支社長ら関係者11人が出席。田口市長は「お年寄りや体が不自由な方などの交通弱者にとって大きなサービスになる。観光客と地元住民が乗り合って情報を交換したり交流を深めたりすることも期待している」、木村支社長は「仙北市にはさまざまな観光地がある。よぶのる角館を使って観光客がより便利に移動するようになってくれれば」と述べた。

 協定の期間は2024年度まで。初年度の運行状況をみながら、翌年度以降の事業内容を見直し、改善を図っていくという。

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