花の濃淡くっきり、男鹿半島もすっきり 日本国花苑

白や黄色、濃淡さまざまなピンク色の桜が咲く日本国花苑。左奥に男鹿半島が見える(小型無人機で撮影)
 秋田県井川町の日本国花苑で2千本の桜が咲き誇っている。27日朝、小型無人機ドローンで上空から撮影すると、花の濃淡が日差しを浴びてくっきりと浮かび上がった。



 苑内には、咲く時期の異なる約200種の桜を植えている。なべっこ広場側では白い「永源寺」や、濃いピンク色の「紅華」などが見頃を迎えており、訪れた人は異なる色合いの桜を堪能していた。桜の見頃は大型連休付近まで続く見込み。

 既に見頃を過ぎた品種もあるが、花が風ではかなく散る様子や、地面が花びらで覆われた風景も楽しめる。

 生まれた頃から国花苑の近くに住んでいるという男性(69)は、苑内が整備されてきた様子を振り返り「風雪に負けずよくここまで大木に育った。珍しい色の花が咲く『御衣黄』や『白妙』が気に入っている」と話した。



 今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴って桜祭りを縮小開催し、ステージイベントは行わない。町は苑内でアルコールを伴う飲食をしないことや、マスク着用などの対策を呼び掛けている。

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日本国花苑(秋田県井川町)
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