こたつ舟 ぬくもりの旅 一関・猊鼻渓で運航開始

こたつ舟に乗り、断崖絶壁の景色を楽しむ観光客とガイド役の船頭(手前)
 日本百景に数えられる一関市東山町の名勝、猊鼻渓で1日、冬の風物詩「こたつ舟」の運航が始まった。

 新型コロナウイルス感染症予防のため11月までの1日7便を3便に減便した。午前10時発の第1便では、県外の観光客4人が豆炭こたつで暖を取りながら、そびえ立つ断崖絶壁の景色を楽しんだ。

 屋根や囲いで覆った舟の窓を開け、人懐っこいカルガモに餌をやる人も。下りのコースでは、ガイド役の船頭が「清き流れの砂鉄の川に」と98年歌い継がれる「げいび追分」を披露し、アクリル板を隔てた観光客が拍手を送った。

 「Go To トラベル」を利用して、初めて訪れた横浜市の会社員山本輝さん(40)は「寒いのを覚悟して来たら、温かい環境でよかった。フジの花の季節にまた来られたらいいな」と約1時間半の舟旅に満足そうだった。

 冬将軍到来とともに、渓谷は水墨画を思わせる雪景色へ姿を変える。こたつ舟の運航は来年2月末まで。出発は午前10時、正午、午後2時。

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