
秋田県産の新米を使ったきりたんぽ作りが23日、秋田市大町の料亭「濱乃家」(竹島知憲社長)で始まった。かすりの着物姿の女性従業員5人がいろりを囲み、約千本のきりたんぽを手際よく焼き上げた。
店は新型コロナウイルスの影響で4月20日から今月20日まで休業を余儀なくされた。それだけに竹島社長(65)は「秋田の郷土料理を絶やすわけにはいかないという使命感で作っている。通信販売を通じた巣ごもり需要に期待している」と語った。
濱乃家ではコメの食感を生かせるとして、粘りの強いあきたこまちではなくササニシキを使っている。この日は同市雄和の契約農家が生産した新米約85キロを用いた。
男性従業員2人がきねと臼で五分づきにした後、女性従業員が温かいうちに秋田杉の棒に巻き付け、形を整えていった。その後、いろりで30~40分ほどかけて焼くと、表面はきつね色になり、香ばしい香りが部屋いっぱいに広がった。
おかみの竹島仁子さん(64)は「休業中は励ましのお言葉をいただき、思いやりの心を感じた。秋の恵みがたくさん詰まったきりたんぽを皆さんにおいしく食べてほしい」と話した。
今年は約20万本を作る予定。料亭で提供するほか、比内地鶏やセリなどの具材がそろったセットを通信販売する。
店は新型コロナウイルスの影響で4月20日から今月20日まで休業を余儀なくされた。それだけに竹島社長(65)は「秋田の郷土料理を絶やすわけにはいかないという使命感で作っている。通信販売を通じた巣ごもり需要に期待している」と語った。
濱乃家ではコメの食感を生かせるとして、粘りの強いあきたこまちではなくササニシキを使っている。この日は同市雄和の契約農家が生産した新米約85キロを用いた。
男性従業員2人がきねと臼で五分づきにした後、女性従業員が温かいうちに秋田杉の棒に巻き付け、形を整えていった。その後、いろりで30~40分ほどかけて焼くと、表面はきつね色になり、香ばしい香りが部屋いっぱいに広がった。
おかみの竹島仁子さん(64)は「休業中は励ましのお言葉をいただき、思いやりの心を感じた。秋の恵みがたくさん詰まったきりたんぽを皆さんにおいしく食べてほしい」と話した。
今年は約20万本を作る予定。料亭で提供するほか、比内地鶏やセリなどの具材がそろったセットを通信販売する。