沿線待望 観光列車再開へ JR、久慈―八戸間24日から

洋野町有家の沿線では、住民らが洋野エモーションで歓迎した
 JR盛岡支社(石田亨支社長)は、新型コロナウイルスの影響で運休している久慈-八戸間の観光列車「TOHOKU EMOTION」を24日から再開する。20日は、おもてなしに協力する住民約50人や報道関係者を乗せて1往復し、車内での感染防止策などを紹介。駅や沿線には再出発を心待ちにする人たちが出て歓迎した。

 同列車は再開に当たり、ビュッフェ形式だったスイーツを注文による提供に変更。各車両に消毒液や座席間の仕切りを設置し、スタッフはマスクやゴム手袋を着用する。客席にもマスクの着用などを呼び掛けるチラシを配布する。

 体験乗車した久慈広域観光協議会の貫牛(かんぎゅう)利一専務理事(59)は「生活の一部になっていたおもてなしができず、心に穴があいたようだった。地域を訪れる人との交流の窓口になっているので再開が待ち遠しい」と喜んだ。

 同日は沿線住民らが海岸沿いで大漁旗を振って歓迎する「洋野エモーション」を行ったり、久慈駅で横断幕を広げて出迎えと見送りをするなど運行再開の機運を盛り上げた。

 同列車は2013年に運行開始。八戸発の往路では地元の食材や食器をふんだんに使ったコースランチ、久慈発の復路ではスイーツを堪能しながら、沿岸の景色を楽しめる。本年度はコロナの影響で4月5日の運行を最後に運転を見合わせてきた。

 同支社観光推進室の永田睦子担当は「地域に元気を与えられるよう頑張りたい」と力を込める。

 同列車は週末や連休を中心に運行。利用は2人からで、同一日の往復は1万2200円。片道のみの利用も可。問い合わせ、申し込みはびゅう予約センター仙台(0570・04・8950)へ。

久慈市

岩手
こたつ列車、今季運行を開始 三陸鉄道・久慈-宮古間
岩手
サバ水揚げ 浜に活気 久慈港に巻き網船入港
岩手
寒締めホウレンソウ甘さ上々 久慈地域で20日から出荷
岩手
旬の赤 イクラつややか 久慈で加工作業が最盛期
岩手
食欲の秋満載 三鉄ランチ列車 宮古-釜石、宮古-久慈