秋田県潟上市飯田川のギャラリーブルーホールで11月30日まで作品展を開いている写真家・田沼武能(たけよし)さん(90)=東京=が本年度の文化勲章を受章し、ギャラリーを運営する小玉醸造の関係者が喜びに沸いている。写真展は9月5日に開会し、会期中に田沼さんの受章が発表された。同社の小玉真一郎社長(64)は、「田沼さんの受章は、この上ない喜び。時を同じくして作品展を開催できたことに深い縁を感じている」と話し、来場を呼び掛けている。
作品展は「時代(とき)を刻んだ貌(かお)」と題し、田沼さんが2014年に出版した同名の写真集の収録作品から87点を抜粋して展示している。落語家の五代目古今亭志ん生、漫画家の手塚治虫、小説家の志賀直哉など、昭和期に活躍した文化人の肖像を写したモノクロ作品が並ぶ。
10月19日にはギャラリーで田沼さんの講演会も開かれた。同社によると、田沼さんは作品に納まった著名人たちが撮影前後に見せた別の表情など、思い出のエピソードを紹介した。小玉社長は「90歳を迎えてなお、現役の写真家として活躍されている姿は素晴らしい。これからも健康に留意し、お仕事を続けていただきたい」と述べた。
午前10時~午後4時半。入場料は一般300円。中高生100円。小学生以下無料。
作品展は「時代(とき)を刻んだ貌(かお)」と題し、田沼さんが2014年に出版した同名の写真集の収録作品から87点を抜粋して展示している。落語家の五代目古今亭志ん生、漫画家の手塚治虫、小説家の志賀直哉など、昭和期に活躍した文化人の肖像を写したモノクロ作品が並ぶ。
10月19日にはギャラリーで田沼さんの講演会も開かれた。同社によると、田沼さんは作品に納まった著名人たちが撮影前後に見せた別の表情など、思い出のエピソードを紹介した。小玉社長は「90歳を迎えてなお、現役の写真家として活躍されている姿は素晴らしい。これからも健康に留意し、お仕事を続けていただきたい」と述べた。
午前10時~午後4時半。入場料は一般300円。中高生100円。小学生以下無料。