丹精込め、鮮やか2500鉢 横手で5日まで「菊まつり」

寺村さん(左)が2年かけて作った千輪咲
 第51回よこて菊まつりが26日、秋田県横手市の秋田ふるさと村で開幕した。県内11団体のメンバーが丹精込めて育てた菊約2500鉢が並び、県内外から訪れた大勢の人の目を楽しませている。市観光協会菊まつり委員会(遠山勝義委員長)の主催で来月5日まで。

 まつりは菊花の品評会を兼ね、ふるさと村内の県立近代美術館・彫刻広場には、受賞作品を含めた多種多様な菊が展示されている。

 千輪咲作りに取り組んで20年以上のベテラン、寺村良治さん(86)=大曲菊の会=は黄色の千輪咲を鮮やかに仕立てた。2年かけた作品に「形がきれいで咲き方もそろった」と満足そうに話した。来場者は寺村さんに千輪咲の作り方を聞き、作品の前で写真を撮るなどしながら、じっくりと観賞した。

 毎年の目玉「玉菊アート」は、秋田市出身の現代美術家鴻池朋子さんがデザイン。彫刻広場に白や黄、緑、赤の小菊約600鉢を並べ、渦を表現した。美術館6階から眺められる(31日まで)。

 花びらが花の中心に向かってこんもりと盛り上がる大菊の厚物のほか、小輪の山菊を崖から垂らすように作り込む懸崖作り、木や石に付けて仕立てる盆栽作りも人気を集めた。遠山委員長は「今年は猛暑や台風など悪天候に悩まされたが、手間を惜しまない作業で例年通りいい菊がそろった」と話した。

 入場無料、午前9時半~午後5時。27日は共催イベント「第4回武将隊フェスティバルよこて―菊花の陣」が開かれる。民謡ショー(11月3日)、小菊販売会(1~5日)も行われる。

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