雪国・美郷のバナナでスムージー 秋田食産が開発、販売開始

バナナを収穫する佐藤社長
 いぶりがっこを製造販売する秋田県美郷町の「秋田食産」(佐藤良一社長)は、自社で栽培したバナナやコーヒーなど熱帯果樹を使った加工食品の開発を本格化させる。スムージーの販売を17日に始め、他の加工品も町内で販売していく予定。雪国での生産が珍しい南国フルーツの栽培から加工販売までを手掛けることで付加価値を高め、新たなビジネスモデルを作りたい考えだ。

 同社は2014年設立。いぶりがっこを製造販売する傍ら、1年前から熱帯果樹であるバナナ、コーヒー(ブルーマウンテン)、パパイア、パイナップル、グアバの無農薬栽培を始めた。いずれも比較的耐寒性があるといい、ビニールハウスで室温を管理しながら育てている。

 今月上旬から収穫が本格化したバナナは夏冬の寒暖差の影響で糖度が高いという。「雪国ばなな」の商品名で販売する予定で、先にスムージーでの提供を始めた。1杯800円(300ミリリットル、税込み)で、同社の農産物直売所「コムニタみさと」(美郷町中野)で購入できる。

 パパイアは自社のいぶりがっこの製法を応用して「いぶりパパイア」に加工する予定。近く収穫が始まるコーヒーは、コーヒー豆となる種を取り出した後の果肉を使い、町内の菓子店と共同で菓子を開発中だ。いずれも来月中旬に販売を始める予定。

 加工品のPRを兼ねて今月3日から1カ月間、スムージーを作るミキサーの購入費や菓子の開発費など30万円をクラウドファンディング「FAN AKITA(ファンあきた)」で募ったところ、1週間で目標額を達成した。佐藤社長(59)は「美郷町に人を呼び込む特産品にしたい。おいしい商品が作れると確信している」と話した。

 同社を支援する秋田銀行は「熱帯果樹を商業目的で栽培するのは、県内では秋田食産だけ。事業化の成功に期待している」とコメントした。

 問い合わせは秋田食産TEL0187・73・5046(平日午前9時~午後6時)

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