高橋優さんフェスで、にかほの食PR! 市内飲食店が独自メニュー 26・27日

 秋田県横手市出身のシンガー・ソングライター高橋優さんが企画する野外音楽フェスティバル「秋田キャラバンミュージックフェス2026」が26、27の両日、にかほ市の象潟グラウンドで開かれる。会場では市内の飲食店がブースを設け、フェス向け商品を販売。県内外から多くの来場者が見込まれる中、地域の食材を使った一品や独自メニューを売り込み、市の魅力発信にもつなげていきたい考えだ。

 にかほ市象潟町の「ダイニング居酒屋 家~HOME~」は「和風由利牛すじカレー」(千円)を販売する。秋田由利牛の脂身を細かく砕いて他の食材と一緒に煮込むことで辛さの中にも独特の甘みが感じられる味に仕上げた。

 代表の木内崇之さん(41)は「すぐに提供できて、お客さまもさっと食べられるものは何かと考え、カレーに決めた」と説明。2011年の開業以降、野外フェスでの出店は初めて。「何千人もの人がにかほに集まるイベントはそうそうない。食を通じて、来場者が来てよかったと思ってもらえるように頑張りたい」と話す。


 フェス当日は市内のバー「yoidore」(髙橋俊弘代表)と共同で出店。yoidoreは「オリジナルタコス」(千円)を販売する。

 同市金浦の「cafe LA cachette 花花」は、北秋田市から仕入れたクマ肉の串焼き「秋田マタギ串」(1本千円、数量限定)を売り出す。肉を柔らかくするためクマ肉を塩こうじと酒に6時間漬けてから、ニンニクやタマネギが入ったスパイスをかけて焼き上げた一品。獣臭はなくスパイスのうまみとクマ肉の甘みが口の中に広がる。

 店主の池田みゆきさん(62)と夫の孝幸さん(63)が、全国各地から訪れる参加者を秋田の食材を使った新メニューでもてなしたいと考案。近年、県内で出没が相次いでいるクマが、捕獲された後に解体されて処分されていることを知り、クマ肉を食材とすることにした。


 みゆきさんは日本バーベキュー協会の中級インストラクター、孝幸さんは上級インストラクターの資格をそれぞれ持っており、焼き加減などにもこだわっている。8月に県内のイベントでテスト販売した際はクマ肉が苦手だという来場者からも好評だったという。

 2人は「フェスでクマ肉のおいしさを知れば、また秋田に来たいと思う人も出てくるはず。街が活気づくきっかけになれば」と話している。

 栄養バランスのよい手作り料理にこだわるにかほ市平沢の「TRANS(トランス)」は、肉や魚を使わず、野菜や豆類で作ったおかずを盛り付けたブッダボウル(千円)と、ワッフル生地で唐揚げを挟んだワッフルチキン(同)を販売する。


 ブッダボウルは片手で持てるサイズの容器で提供する。中には、ひよこ豆のカレー、切り干し大根やえのきで作った春巻きなどが盛り付けられている。にかほ市産の古代米を使うなど、可能な限り県産の食材の使用にこだわっているという。

 ワッフルチキンには追加料金100円で刻んだいぶりがっこをトッピングできるようにする。調理を担当する佐々木智樹さん(54)は「秋田らしさを味わってほしい」と話す。

 実写映画「ルックバック」の公開もあり、市に全国からの注目が集まっていると感じているという佐々木さん。「にかほの魅力を知ってもらう機会が続いている。県内外からの来場者に、にかほ市をまた訪れたいと思ってもらえるようなフェスにして、店のことも知ってもらえたらと思う」と期待を込めた。

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