
秋田県鹿角市のJR花輪線・湯瀬温泉駅のトイレが、今月から再び使えるようになった。昨年12月の駅無人化に伴い、先月まで閉鎖されていた。地元の自治会など3団体から閉鎖解除の要望を受けた市がJR東日本と協議し、駅舎のトイレ部分を無償で借り上げることで合意した。
湯瀬温泉駅の駅舎管理と乗車券類販売などは、1999年に市が業務受託の契約をJRと締結。市は業務を地元の湯瀬自治会に委託し、トイレの管理も任せてきた。
JRは経営効率化の一環として昨年9月に契約解除を市に伝え、11月末で契約が終了。駅は無人となり、トイレは防犯上の観点から閉鎖された。
これを受け、湯瀬自治会と湯瀬温泉旅館協同組合、十和田八幡平観光物産協会の3団体が「観光地、温泉地としての印象が悪くなる」として、昨年11、12月にトイレの閉鎖解除を求める要望書を市に提出した。
市はJRと話し合いを進め、5月18日付で市の管理下でトイレを使用できるとの回答を受けた。使用に当たって市は水道光熱費や消耗品費を負担し、清掃を湯瀬自治会に有償で委託した。
使用再開を受け、湯瀬自治会の阿部照芳会長(76)や湯瀬温泉旅館協同組合の古川哲平代表理事(46)ら3人が3日、鹿角市役所を訪れ、関厚市長に「要望がかなってありがたい」などと謝意を述べた。関市長は「今後も課題を一つずつ解決し、地域を盛り上げたい」と語った。
湯瀬温泉駅の駅舎管理と乗車券類販売などは、1999年に市が業務受託の契約をJRと締結。市は業務を地元の湯瀬自治会に委託し、トイレの管理も任せてきた。
JRは経営効率化の一環として昨年9月に契約解除を市に伝え、11月末で契約が終了。駅は無人となり、トイレは防犯上の観点から閉鎖された。
これを受け、湯瀬自治会と湯瀬温泉旅館協同組合、十和田八幡平観光物産協会の3団体が「観光地、温泉地としての印象が悪くなる」として、昨年11、12月にトイレの閉鎖解除を求める要望書を市に提出した。
市はJRと話し合いを進め、5月18日付で市の管理下でトイレを使用できるとの回答を受けた。使用に当たって市は水道光熱費や消耗品費を負担し、清掃を湯瀬自治会に有償で委託した。
使用再開を受け、湯瀬自治会の阿部照芳会長(76)や湯瀬温泉旅館協同組合の古川哲平代表理事(46)ら3人が3日、鹿角市役所を訪れ、関厚市長に「要望がかなってありがたい」などと謝意を述べた。関市長は「今後も課題を一つずつ解決し、地域を盛り上げたい」と語った。