年末年始の食卓に ハタハタずし出荷ピーク、にかほ

手際良くハタハタずしをたるやトレーに詰める従業員
 年末年始の食卓を彩るハタハタずしの出荷作業が、秋田県にかほ市平沢の「三浦米太郎商店」(三浦悦朗社長)でピークを迎えている。

 同商店のハタハタずしは、塩漬けのハタハタを一口大に切り、4、5日間酢漬けした後、あきたこまちと麹(こうじ)、ユズなどとあわせ、1カ月ほど寝かせて作る。地元産の食材にこだわり、徹底した温度管理で発酵させ、優しい甘みとまろやかな味わいが特徴だ。

 27日は、従業員がハタハタずしをプラスチックのたるやトレーに詰めたり、包装したりと、手際良く作業を進めていた。専務の三浦大輔さん(38)は「日本酒との相性はもちろん、ワサビじょうゆをかけてご飯と一緒に食べるのもおすすめ。『これがなければ一年を終えられない』という人もいる。年越し、正月の食卓に秋田の味を並べていただけたら」と話した。

 年内の作業は31日まで続く。ハタハタずしは秋田市民市場、JR秋田駅ビル・トピコ、西武秋田店などで販売している。商品の問い合わせは三浦米太郎商店TEL0184・35・3609

にかほ市

秋田
旧佐々木家住宅の食堂、今月末で閉店 客足伸びず決断
秋田
池田修三さんの「ねがい」感じて 故郷・にかほ市で作品展
秋田
池田修三さん生家寄贈の2作品初公開 生誕100周年企画展
秋田
九十九島、水田に「浮かぶ」 田植え期のレアな光景
秋田
阿部雅龍さんの南極探検装備を紹介 白瀬記念館で7月まで