
盛岡市内の飲食店21店舗がショウガを使った期間限定メニューを提供する「盛岡しょうが市」(実行委主催)は30日まで、初めて開かれている。江戸時代に同市の生姜町(しょうがちょう)(現在の肴町から八幡町)にあったショウガ市をモチーフに、陸前高田市の生産者で実行委員長の菊地康智さん(37)が企画。文化を継承するとともに、心身とも健康になれる食材の魅力を伝える。
期間中、参加店舗は菊地さんが栽培する「三陸ジンジャー」の風味を生かした料理や菓子、紅茶などを提供。盛岡市菜園の菜園マイクロブルワリーwithKitchenでは、ショウガのコンフィとソースを添えた秋鮭(あきさけ)のムニエル(900円)、ショウガを漬け込んだエールビール(510円~)が味わえる。
同店は3年前から菊地さんのショウガを使っており、今野克伸店長(48)は「辛みが少なく、フルーティーな味わいと華やかな香りが魅力。家庭料理以外にもこんな調理法があるんだ、という発見も楽しめると思う」と語る。
同市肴町から八幡町かいわいは、江戸時代に神明社(後に盛岡八幡宮境内に遷座)が置かれ、例祭に合わせてショウガを売る市が立ったことから生姜町と呼ばれていた。菊地さんは東日本大震災を機に母の地元である陸前高田市にIターンし、県内では珍しいショウガを栽培。3年ほど前に生姜町の歴史を知り、盛岡市の飲食店や学生らの協力を得てイベントを企画した。
菊地さんは「身体を温めたり、古来汚れや邪気を払ってくれるとされるショウガは、コロナ禍や寒い季節にもぴったり。いろいろな料理を楽しみながら、心身共に健康になってほしい」と呼び掛ける。
23日午前10時~午後4時には同市肴町の複合施設十三日(トミカ)で感謝祭も開催。三陸ジンジャーの直売のほか、市内外のコーヒーやスイーツ、つぼ焼き芋店などが出店する。参加店舗などの詳細は、フェイスブックの盛岡しょうが市イベントページへ。
期間中、参加店舗は菊地さんが栽培する「三陸ジンジャー」の風味を生かした料理や菓子、紅茶などを提供。盛岡市菜園の菜園マイクロブルワリーwithKitchenでは、ショウガのコンフィとソースを添えた秋鮭(あきさけ)のムニエル(900円)、ショウガを漬け込んだエールビール(510円~)が味わえる。
同店は3年前から菊地さんのショウガを使っており、今野克伸店長(48)は「辛みが少なく、フルーティーな味わいと華やかな香りが魅力。家庭料理以外にもこんな調理法があるんだ、という発見も楽しめると思う」と語る。
同市肴町から八幡町かいわいは、江戸時代に神明社(後に盛岡八幡宮境内に遷座)が置かれ、例祭に合わせてショウガを売る市が立ったことから生姜町と呼ばれていた。菊地さんは東日本大震災を機に母の地元である陸前高田市にIターンし、県内では珍しいショウガを栽培。3年ほど前に生姜町の歴史を知り、盛岡市の飲食店や学生らの協力を得てイベントを企画した。
菊地さんは「身体を温めたり、古来汚れや邪気を払ってくれるとされるショウガは、コロナ禍や寒い季節にもぴったり。いろいろな料理を楽しみながら、心身共に健康になってほしい」と呼び掛ける。
23日午前10時~午後4時には同市肴町の複合施設十三日(トミカ)で感謝祭も開催。三陸ジンジャーの直売のほか、市内外のコーヒーやスイーツ、つぼ焼き芋店などが出店する。参加店舗などの詳細は、フェイスブックの盛岡しょうが市イベントページへ。