
劇団わらび座(秋田県仙北市)の70周年記念作品のミュージカル「北斎マンガ」の上演が7日、同市田沢湖のわらび劇場で始まった。浮世絵師・葛飾北斎の生涯を描いた作品で、軽快な音楽に合わせた歌や踊りで約160人の観客を魅了した。
物語は北斎が生きた江戸時代後期が舞台。妻・おこととの出会いや世間で評価を高めていく過程、病や妻との死別を乗り越え、日本一の絵師になるために情熱的に筆を執り続けた姿が描かれている。
ロック調の音楽が多用されており、型にはまらず、どこまでも自分が納得する絵を求め続けた北斎の生きざまをダイナミックに表現している点も見どころだ。
観劇した秋田市の安彦美智子さん(60)は「出だしからアップテンポな曲でとても楽しい作品。北斎夫婦の絆が心にぐっときた」と話していた。
上演後は脚本・演出を務めたマキノノゾミさん、北斎役の鈴木裕樹さん、北斎の娘お栄役の鈴木潤子さんによるトークショーが舞台上で行われた。
マキノさんは舞台で使われている絵が手描きであることなどを紹介。北斎については「好きなこと、やりたいことだけをひたすらやった人。掃除は嫌いだからやらず、家が汚れると引っ越した。人間としての魅力がある」と語った。
鈴木裕樹さんは「北斎は絵を突き詰めながらも、見る人を置き去りにしないような作品を残している。私たちのような舞台に立つ人間も、見ている人を置いていかないような作品づくりを意識している」と話した。
わらび劇場での北斎マンガ上演は18日まで(10、13、16日は休演)。開演時間や入場料はわらび座ホームページ(https://www.warabi.jp/)で確認できる。問い合わせはあきた芸術村予約センターTEL0187・44・3939
物語は北斎が生きた江戸時代後期が舞台。妻・おこととの出会いや世間で評価を高めていく過程、病や妻との死別を乗り越え、日本一の絵師になるために情熱的に筆を執り続けた姿が描かれている。
ロック調の音楽が多用されており、型にはまらず、どこまでも自分が納得する絵を求め続けた北斎の生きざまをダイナミックに表現している点も見どころだ。
観劇した秋田市の安彦美智子さん(60)は「出だしからアップテンポな曲でとても楽しい作品。北斎夫婦の絆が心にぐっときた」と話していた。
上演後は脚本・演出を務めたマキノノゾミさん、北斎役の鈴木裕樹さん、北斎の娘お栄役の鈴木潤子さんによるトークショーが舞台上で行われた。
マキノさんは舞台で使われている絵が手描きであることなどを紹介。北斎については「好きなこと、やりたいことだけをひたすらやった人。掃除は嫌いだからやらず、家が汚れると引っ越した。人間としての魅力がある」と語った。
鈴木裕樹さんは「北斎は絵を突き詰めながらも、見る人を置き去りにしないような作品を残している。私たちのような舞台に立つ人間も、見ている人を置いていかないような作品づくりを意識している」と話した。
わらび劇場での北斎マンガ上演は18日まで(10、13、16日は休演)。開演時間や入場料はわらび座ホームページ(https://www.warabi.jp/)で確認できる。問い合わせはあきた芸術村予約センターTEL0187・44・3939