東成瀬村の小1から80代が出演 演劇「金と銀と水の物語」、月末上演へ

佐藤さん(左)指導の下、動きを確認する子どもたち
 秋田県東成瀬村岩井川の地域交流センターゆるるんで30日、村民を中心とした有志による演劇「金と銀と水の物語~おらだのタイムトラベル~」が初上演される。本番に向け、小学1年生から80代までの15人が練習に励んでいる。

 村民グループ「成瀬和紙の里」が、村に伝わる文化や歴史を村内外の人に楽しんでもらおうと企画した。当初は別の演目で2020年に演劇を行う計画だったが、コロナ禍で開催を見送っていた。

 演劇は芝居とオリジナルの歌を交え、村の子どもたちがタイムスリップし、かつてあった田子内鉱山で働く人との出会いなどを通して、村の歴史を見つめ直すストーリー。東京芸術座の俳優・佐藤アズサさん(52)=東成瀬村=が脚本を手がけた。本番では「成瀬和紙の里」による和紙を使った衣装や小道具が舞台を彩る予定。

 本格的な練習は9月から始まった。本番が迫った今月23日には佐藤さんの指導の下、出演者がせりふや動きの確認をした。東成瀬小学校1年の佐々木未凰さんは「難しいところもあるけれど、練習が楽しい。当日はこれまでの成果をしっかり出したい」と話した。

 佐藤さんは「村の歴史や文化に興味を持ってもらうとともに、村の人たちが舞台で輝く姿にも注目してもらいたい。多くの人が来てくれるとうれしい」と話す。

 開場午後1時、開演1時半。料金は500円。高校生以下無料。問い合わせは和紙の里会長の高橋勇一さんTEL0182・47・3005

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