つるし雛ずらり、集大成の展示 花巻市で「まつり」3月3日まで

20回を迎え最後となる「八日市つるし雛まつり」。多くの来場者が見納めに訪れている
 花巻市石鳥谷町の八日市つるし雛(びな)まつりは3月3日まで、同町大興寺の八日市いきいき交流館で開かれている。2006年に始まり、目標の20回を迎えたことから今回で区切りを付ける。数年前から1万点以上を飾り、今年は集大成として、今まで作った分を「数え切れないほど」並べた。作り手の女性たちは「達成感でいっぱい」と感慨に浸っている。

 催しは地元の女性9人による八日市つるし雛同好会が主催。直径約40センチの輪につるされた7本の赤い糸に、49個の人形を飾ったつるし雛がずらりと並ぶ。結婚する女孫を思い作られたとされる、ミカンなどの果物、長寿の象徴の鶴と亀、真っすぐ育つことを願うタケノコなど手縫いの作品が鮮やかに広がる。

 午前10時~午後3時。入場無料。

花巻市

岩手
古民家宿にジブリの世界広がる特別展 花巻市の大沢温泉
岩手
花巻おもちゃ美術館、未就学児と親へ招待券 木育で豊かな時間を
岩手
大迫を彩る多様な雛人形 花巻市で3日まで「宿場の雛まつり」
岩手
プロレスラー永島千佳世さん、第二の古里・花巻で凱旋試合
岩手
夫婦写真展、節目の50回 花巻市の東和温泉で3月14日まで