勇壮な舞、観客魅了 由利本荘市・「まいーれ」で特別公演

勇壮な舞を披露する北藤根鬼剣舞の舞い手たち
 秋田県由利本荘市鳥海町伏見の市民俗芸能伝承館「まいーれ」で3日、ゴールデンウイークに合わせた特別公演が開かれた。県内外の3団体が出演し、勇壮な舞や軽快なおはやしを披露。訪れた約60人の観客を魅了した。

 出演したのは本海獅子舞番楽前ノ沢講中(同市)、港ばやし保存会(秋田市)、北藤根鬼剣舞(きたふじねおにけんばい)(岩手県北上市)。

 地元の前ノ沢講中は「神舞(じんまい)」と「三人立」の2演目を披露。おはやしには、昨年8月の鳥海獅子まつりで正式デビューしたばかりの眞坂鈴華さん(19)=聖園学園短大2年=が笛の吹き手として参加した。女性が加わるのは珍しく、同講中では初めてだという。

 眞坂さんは現在秋田市で暮らすが、公演が近づくと実家がある鳥海町に帰省し、練習に励んでいる。公演後は「緊張した。安定して音を出せないし、息継ぎが多くて音が途切れ途切れになってしまった」と反省しつつも、「保育士になって地元に帰ってくるつもりなので、講中での活動はずっと続けたい。もっと若い人たちに入ってもらって、みんなで講中を引っ張っていければ」と話した。

 このほか、北藤根鬼剣舞は面をかぶって刀を持った8人の舞い手が輪になって、刀くぐりを行う「八人加護」や、1人の舞い手が8本の刀を抱えて回転する「宙返り」といった演目を披露し、観客からは大きな拍手が送られた。

 頻繁に番楽を見に訪れるという由利本荘市東梵天の会社員小松学さん(36)は「30代になってから番楽への興味が高まった。本海獅子舞番楽は講中ごとで舞の動きや、おはやしのテンポなどに違いがあり、見比べると特徴が分かって面白い」と語った。

 まいーれでは毎月第3日曜日に定期公演を開催。次回は6月16日に行われる。

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