義経伝説 胸を熱く 一関で平泉世界遺産10周年フェス

「義経記」のエピローグ。(左から)上妻宏光さん、山井綱雄さん、デーモン閣下さん
 「平泉の文化遺産」の世界文化遺産登録10周年を記念した義経フェスティバル(NPO法人一関文化会議所主催)は14日、一関市大手町の一関文化センターで開かれた。能舞音楽劇「義経(ぎけい)記」は兄頼朝との愛憎劇を新様式で表現し、地元一関市の南部神楽団体は武蔵坊弁慶との主従の絆を熱演。義経の書籍を集めた資料展も開かれ、平泉で最期を遂げた「悲運の英雄」の数々の伝説をたどった。

 義経記は歌と朗読のデーモン閣下さん、津軽三味線奏者の上妻宏光さん、能楽師山井綱雄さんの3人が軍記物語「義経記」に新たな解釈を加え「戦の天才」の劇的な生涯を描いた。

 デーモンさんが義経、上妻さんが頼朝を担当。異母兄弟が喜びの対面をしたのもつかの間、打倒平家を果たした後は確執へと関係が変わり、義経非業の死で幕を閉じる。県内では初の上演。デーモンさんは「(義経記を)7、8年やっているが、ここでやれたらいいなってずっと思っていた。稽古の時から感無量だった」と義経ゆかりの地での公演に感慨深げだった。

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