草原復元、馬にお任せ 市民団体、安比高原で放牧

中のまきばで草をはむ馬たち
 八幡平市安比高原で、馬を放つことで芝草原の復元を目指す取り組みが行われている。同市の市民団体安比高原ふるさと倶楽部(くらぶ)(立花安文会長)が取り組む環境保全活動で7年目を迎え、人と馬が育んできた景観や文化を伝えている。

 今季の放牧は14日からスタート。散策拠点ブナの駅近くの「中のまきば」で、農業用馬4頭が草をはんだり、のんびり歩く姿が見られる。

 馬との触れ合いや乗馬体験も行っており、参加した高橋皇晴(こうせい)君(寄木小5年)、慶悟君(同3年)兄弟は「馬の背中からは遠くまで景色を見渡すことができた。いい眺めで楽しかった」と声を弾ませた。

 まきばの周辺はかつて草原が広がっていたが、牛馬の放牧が途絶えた1960~70年代から木が目立つようになった。同倶楽部では2014年から馬を放つことで森林化を食い止め、芝草原を復元できないか調査研究を開始。草原は年々広がっている。

 立花会長は「地域の皆さんと一緒に、これからも昔の草原の景観を取り戻していくために活動したい」と意気込む。

 29日午前10時~正午にも乗馬体験を予定しており、現地で参加を受け付ける。放牧は10月半ばまで行われる。

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