一戸の「乳和食」広がる 酪農家らレシピ考案、飲食店で提供

一戸町産の牛乳を際立たせたラーメンや、ヨーグルトを使ったパフェを提供する味彩工房逢坂。町内飲食店で「乳和食」メニューが広がっている
 酪農が盛んな一戸町の飲食店で、料理に牛乳を使った「乳和食(にゅうわしょく)」メニューの提供が広がっている。販路拡大に向けて町や酪農家がレシピを考案し、働き掛けたのがきっかけ。産地振興や消費拡大につながることが期待される。

 乳和食はみそやしょうゆの調味料に、牛乳を組み合わせた料理。塩やだしの量が減る一方、コク、うま味が増すのが特長で、減塩による高血圧予防などの健康効果があるという。

 同町一戸の味彩工房逢坂では、昨年12月から牛乳と魚介スープを組み合わせたラーメンを提供。冬春はホウレンソウ、夏秋はレタスなど旬の町産食材も使う。逢坂寛隆店主(44)は「牛乳の味が際立つように工夫した。一戸の牛乳はおいしいと感じてもらえればいい」と思いを語る。

 同町一戸のけん坊や同町中山の気まぐれ工房め~め~亭でも、牛乳を使ったメニューを用意。その他にも乳和食に興味を示している飲食店があるといい、今後の広がりが注目される。

 同町は奥中山地区を中心に酪農が盛んで、乳量は推計日量70トン超と県内有数。2018年度は町や酪農家でつくる研究会が乳製品を使ったレシピを考案し、町内の飲食店での提供を呼び掛けてきた。

 町産業部商工観光課の一野辺資彦副主幹(47)は「御所野遺跡の世界遺産登録による観光客の増加も見据え、町産食材のアピールにつながればいい」と力を込める。

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