もうすぐ角館のお祭り 人形作り着々、ムード高まる

祭りの本番に向けて人形を制作する広目屋の人形師ら
 「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている仙北市の「角館祭りのやま行事(角館のお祭り)」が来月7~9日に行われる。舞台となる角館の街中では、街を練り歩く曳山(ひきやま)や観光客らに見てもらう置山(おきやま)に飾る人形作りがピークを迎えている。

 1924年から人形を制作している同市角館町の「広目屋」では、6丁内の曳山と二つの置山に据える人形計26体の制作を請け負う。作業場には歌舞伎などを題材にした木型とわらで作った人形が並び、職人たちが人形に衣装を着せる作業などに追われている。

 3代目の人形師・石橋正則さん(55)は「今年は令和になって初のお祭り。改元にちなんだ人形もあって、見どころの一つ」と話した。

 町内では、置山作りも着々と進む。角館駅前に姿を現した高さ10メートル超の骨組みには来月1日に人形が載せられる予定で、ほかに市内3カ所にも置山が設置される。祭り実行委員会の本部が置かれる立町ポケットパーク近くでは28日早朝、道路の両脇に組まれた骨組みに人形を置く橋を架ける作業が行われた。

 今年は4年ぶりに全18丁内が参加し、7日午後4時から一斉に曳山が神明社へ参拝する。翌8日は佐竹北家上覧の後、午後6時半から10時にかけて計8カ所で観光やまぶっつけを実施。最終日の9日は、曳山同士が鉢合わせた際の進行を巡る交渉と、交渉が決裂した際のやまぶっつけが続く。

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